Philosophy
「ことのはなプロジェクト」の理念
◉変容する人間
人は仮初の自分から幾度も脱皮し、変容し、ますます本来の自分になってゆく。
本当の自分を生きるために必要なもの。
それは「自我の変容と再生」ではないか。
オイリュトミー、箏、映像・・異なる芸術分野に取り組んできた3人が 出会い、
実現したいと望んでいた核心がそこにあると気づいた。
◉オイリュトミーと箏の出会い
西洋からもたらされたオイリュトミーは、言葉(言の葉)と音楽(音の波 )を動く「舞」。
それは意識の光が肉体の闇を貫き、人間の魂の奥底にまで働きかけるものである。
天と地をつなぐ楽器「箏」が発展してできた二十五絃箏は、和楽器でありながら、西洋の七音階を奏でる現代の楽器。
◉映像の果たす役割
古くて新しいこの二つの出会いによって生まれた新たな生命を、刻印し、
世の中に伝えてゆく手段として「映像」がある。
時間と空間を変容させ、メタモルフォーゼさせるという特徴を用いて、
オイリュトミーと箏のコラボが織りなす、独特の魅力をさらに深め、世界に広めてゆきたい。
◉本当の自分を生きるために咲かせる「自分だけの花」
小さな「いのち」の種から
葉が育ち、花咲き、未来に実を結ぶように・・
小さな「わたし」の中にも、未来に花開く、大きな可能性が眠っている。
それは言の葉と音の波によって咲き開く、かけがえのない「自分だけの花」。
その存在に気づきを与え、開花の手助けをするのが、芸術の役割である。
◉社会芸術としての創造活動
本当の自分を生きるために必要なこと。
それは
「自分だけのかけがえのない”花”を咲かせること」
そのための社会芸術として、創造活動を行い、世の中に広め、未来に伝えてゆく。
これが「ことのはなプロジェクト」の理念です。